邦洋、1本づつ見ました
スウィングガールズ
とても面白かった
ジャズやりたくなります
楽器は一切できませんが
| スウィングガールズ スタンダード・エディション メーカー:東宝 価格:¥ 3,120 | 野球部の応援に行った吹奏楽部にお弁当を運んだ補習クラスの女子だったが、炎天下、チンタラ運んでいたせいで、お弁当は腐り、吹奏楽部は体調を崩してしまう。ひとりだけお弁当を食べなかった男子・中村は、即席吹奏楽部を作ろうと思いつく。責任をとらせようと補習クラスの女子を誘うが、吹奏楽をやるには人数が足りなかったため、ビッグバンドでジャズをやることに。でも女子たちは楽器などロクにやったことがなかった…。 『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督のガールズ版『ウォーターボーイズ』ともいうべき作品。高校生が、未経験のことにチャレンジし、失敗を繰り返しながら、最後に成果をお披露目という構成は前作と同じだが、矢口監督のディテール作りの巧みさと、役者選びの目の確かさが、本作でもいきている。舞台が東北のため、方言を駆使したセリフはユニークで温かいし、女の子たちのイキイキとした姿もさわやかで気持ちがいい。ヒロインの上野樹里は『ジョゼと虎と魚たち』では偽善的な女子大生を好演していたが、本作では、ちゃっかりしているけど、常にポジティブな高校生を明るくキュートに演じていて好感度大。竹中直人、谷啓、渡辺えり子、小日向文世などの演技巧者が脇をしっかりしめている。(斎藤 香) |
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宇宙戦争
巷の噂で聞くほど、怖くもつまらなくもなかった
普通の映画でした
| 宇宙戦争 メーカー:パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 価格:¥ 2,716 | H・G・ウェルズが1898年に発表した小説を、スティーブン・スピルバーグ監督が映画化。世界各地で異常気象が発生するなか、港湾労働者のレイが住むアメリカ東部の街でも奇怪な雲が立ちこめ、稲光が落ちると、地底から巨大ロボットのような物体が現れる。異星人の襲来だと知ったレイは、別れた妻から預かったふたりの子どもを守りながら、必死に逃走。しかし、異星人のパワーは予想以上で、街はどんどん破壊されていく…。 オープニングから静かに恐怖が高まり、いざ異星人の攻撃が始まると、畳みかけるような迫力映像の連続。この前半には息をのむ。60mものトライポッド(異星人が操る兵器)がビルやフェリーをいとも簡単に破壊し、人間を一瞬に消し去る光線を発射するのだが、このあたりのパニック映像には、スピルバーグの真骨頂が発揮される。中盤からは、生け捕りにされた人間の悲惨な運命や、ついに姿を現す異星人など、スリリングな場面も配置。これらを2時間以内にまとめた手腕もさすがだ。トム・クルーズ演じるレイと子どもたちの愛のドラマも前面に押し出されているが、あまり印象に残らないのは、映像のパワーゆえだろう。(斉藤博昭) |
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